Q&A 着床の窓がずれていた場合、自然妊娠は難しいですか?

Q:Q&A 着床の窓がずれていた場合、自然妊娠は難しいですか?

A:一般的にはホルモン補充で2日ずれていると、自然妊娠は難しいと考えられます。自然周期では窓が広いので、ずれが1日程度であれば許容される可能性が高いです。 ただ、自然周期もホルモン値が毎周期一様ではありません。

例えば窓がゆっくり開くタイプ(6日目がreceptive)の場合、排卵前のE2がとても高い周期(例えば700以上とか)であれば、それに応じてP4もかなり上がるので窓が開くのが前倒しになり、ズレがより緩和されますし、逆に窓が早く開くタイプ(4日目がreceptive)であれば、E2が上がらない(200未満程度など)周期ではP4もあまり上がらないので窓が後ろにズレてちょうどよくなるといった具合です。(イメージとしてはP4の数値をグラフ化した場合の排卵後D-0からD-5までの面積=積分値が窓の進みと比例する感じです。P4はE2と連動して上がります。) こういった周期ごとの違いと、患者さんそれぞれの窓の広さ(許容範囲)によって着床するかしないかが左右されます。 ERA検査を行った場合、移植はホルモン補充のほうが確実と言われるのは、同じ薬を使えばほとんど同じホルモン値が再現できるためです。

人工授精やタイミングでも、何度か上手くいかない場合はhCG(や点鼻薬)を打つタイミングを卵胞径をみて前後に動かしてみることが有効なことがあるのは、こういった着床の窓が関係している可能性もあると思います(例:1.6cmでhCGに対し、クロミッド内服で2.4cmでhCG→E2値は3~5倍程度になるため)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする